「ディスカバリー北陸さんぽ　ぶらふぃっと」は、関東近郊の町をぶらぶら歩きながら、北陸三県に関わる場所や物事を見つけていこうという企画です。第一回である今回は、メンバー＋ゲスト参加者の一行で、福井県領南地方の食や歴史と出会うべく、東京は新宿区の神楽坂へ向かいました。

 

毎年11月の連休頃、神楽坂では《ドーンと福井 in 神楽坂》というイベントが行われています。越前・若狭の特産品販売、小浜藩主の登場行列、恐竜頭骨の展示など、各種企画が催される会場はとても賑わっており、地元から来られた売り子の方々も元気いっぱい。そうした方のお話を聞いたり、展示を見学しながら、越前・若狭の食や歴史に触れていきました。

 

その後、イベント会場から離れて神楽坂をお散歩。江戸時代、神楽坂の矢来公園辺りには若狭小浜藩邸がありました。また、『解体新書』を著したことで有名な杉田玄白は、小浜藩に仕える医者であり、この地の屋敷内で生まれたとされています。静かな住宅街を抜けた先にある矢来公園には、これらを示す記念碑が静かに設置されていました。

 

公園のベンチに座り、会場で購入した地酒と名産をいただきます。いくらか酔いが回ったなか、江戸と福井の関係に想いを馳せたり、参加者同士で町起こしに関する意見交換を行うひとときは、屋内で行うワークショップとはひと味違った趣があり、いくつもの発見がありました。現代と江戸、東京と福井。時間と空間を越えたお散歩が、普段とは違う視点やインスピレーションを与えてくれたのでしょうね。

 

行き当たりばったりの、ゆる～い散歩企画ではありますが、ご興味のある方は、ぜひ次回ご参加ください。お待ちしております！

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